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12/7 ドラマ版『火花』が素晴らしかった件。1


こんばんは。


現在公開中の映画『火花』。レビューは書いてないけど実は見てました。レビューを書かなかったのは悪かったからではなくて単純に書くタイミングを逃してしまったから、という私の不手際でございます。


評判も上々。原作の魅力もさることながら、芸人の話を芸人が監督したこの映画は、芸人の熾烈で夢に溢れた世界を非常にロマンチックに表現していたと思います。


そんな『火花』ですが、有名なのは原作ですよね。書いたのは今や売れっ子作家さんの又吉直樹さん。初の小説作品にして、なんと芥川賞を取ってしまうという快挙を遂げました。


さて、この『火花』という作品には、小説と映画の他に、ドラマ作品もある、ということは意外と知られていないような気がします。これだけ有名で注目を集めた原作なのに、映画より先に実写化されていたドラマ版は今の映画ほどには注目を集めませんでした。


しかし!


このドラマ版がすっごくいいんです!!!


今回はこの辺り、ベラベラと喋っていきたいと思います。





いいところ1 ドラマ化したのはNetflix


さてこのドラマ版、どの局でやってたの?と言いますと、その名もNetflix


、、、て何?という方にちょっとだけご説明を。Netflixと申しますのは、


アメリカ合衆国のオンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング配信事業会社。トリーミング配信では既存のコンテンツに加え、独占配信やオリジナル作品も扱っている。

日本で配信される作品は、フジテレビとの共同製作による『テラスハウス』の新シーズンや『アンダーウェア』『火花』といった日本オリジナルの作品がラインアップされた。特に『火花』は日本オリジナルのドラマ作品で唯一、全世界で配信がなされている。

                  (Wikipediaより部分的に抜粋)


ということです。つまり、全世界に向けて映画やドラマ媒体を配信するサービス、と言ったところでしょうか。月額700円程度で、配信されている動画は全て見放題という良心的サービスです。


それにしても創業は1997年とか。思っていたよりも前からスタートしていたんですね。今ではhuluやU-NEXT、TVerも同様なサービスを行なっており、あのレンタルビデオ大手のTSUTAYAも見放題配信サービスを始めています。


そんなネトフリなんですけども、旧作が見放題ってだけではなくて、オリジナル作品が充実していることもその魅力の一つです。マーベルの実写ドラマとか、日本のものでは『テラスハウス』や『深夜食堂』、そして『火花』。それから『デスノート』のハリウッド版も話題になりました。あれもネトフリのオリジナル作品です。


Netflixでオリジナル作品を作る、ということの強みとは、おそらくテレビ局や映画会社でやるよりも束縛のゆるいものを作れるということだと思います。


テレビ局でやるよりも視聴率やスポンサーの意向を考えなくても良い、という点で作品の質により強く注力できるのではないか、と。今回の『火花』だって、総監督に廣木隆一、その他にも白石和彌、沖田修一、久万真路、毛利安孝と言った面々が各話の監督になっています。


てこれすごいことじゃないですか!?だって民放のドラマで白石和彌とかって使わないでしょ、ていうか使えないでしょ、もう映画畑の人だし、そんな贅沢な人件費の使い方できないっしょ。


しかも、こう言った各話に個性の強い、違う監督をおくスタイルをとることで、sのの作風が割とはっきり違ったのがわかりました。否応無しに他の話の監督と比べられることで、その監督の個性が引き立たされたように感じました。


各監督の力比べみたいなものを見せられているようで、見ているこちらも興奮しました。


総監督を置いて、各話に豪華な監督さんを設けるなんていう配置をすることができるのは、一話一話の視聴率を気にして一喜一憂しないといけない民放ドラマではできないことで、視聴者が月額決まった額を払うという安定したシステムがある配信サービスならで場なんだろうと思います。


こんな感じで、このドラマ版『火花』がいい作品になった要因には、Netflixという土台があったことは間違い無いと思います。




とりあえず主演の二人がむっちゃいい!!!


はい。今やってる映画版だと、主役の徳永を菅田将暉、その先輩の神谷さんを桐谷健太がやっております。


これはこれで超豪華キャストだと思うんですけど、ドラマ版だとちょっとキャラクターが違うように感じます。


まず主役の徳永を演じるのは林遣都くん。


この徳永をやる林くんが最強にいいんです!!徳永っていうキャラクターは、漫才というものに対して純粋で、人付き合いやご機嫌取りが苦手で、なんだけど自分の芸を持ってしてこの世界に生きていこうと思えるほどの才能もない、世間に迎合して売れることを目指すんだけどそれもまた自分の不本意ではある、、、みたいな割と鬱屈したキャラクターなんだと思います。


また、又吉とこの徳永がすごく似ているという声もあります。確かにその通り!


それで言えば、この林くんがすごくその鬱屈ぶりを見せてくれています。ブツブツと低い声で話す話し方、声。常に猫背、俯き加減。人の目を見て話さない。それでいて、神谷さんといる時とか、相方といる時とか、漫才には必死で、めえひん剥いて食らいついてくる。その感じがなんとも見ていて微笑ましい。



それから神谷さんを演じている 波岡一喜。この神谷さんも良い。


原作の神谷さん同様に、漫才に対しての明確なビジョンを持っている。漫才論を通じて徳永の先輩になっていく、その過程が見えました。もともと神谷は理屈屋で、ああだこうだ漫才について語ります。普段漫才をただのお笑いとしか見てなかった私は、漫才の奥の深さ、笑い論について直面させられました。


映画での桐谷健太版とちょっと違うのは、十話10時間という時間の中で、情熱だけでなく、その理屈屋なところとか笑いにこだわってこだわってこだわり抜く姿勢とかが長い時間をかけて丁寧に描かれていたところ。


やっぱりドラマっていうのは長い時間を見せるぶん、その関係をしっかり見せることができるんだと思います。しかも普通のドラマと違うのは、十話の中で決してぶれることなく漫才という世界の深さ、厳しさ、そしてその中にある光、みたいなものをずううっと描き続けているところ。これだけの時間を一つのことに向かって描き続けるだけあって、各キャラクターの成長とか、取り巻く環境の移り変わりがよく見えました。


他のキャストもすげえいい!!!

そのほかにも、神谷とともに暮らす女マキに門脇麦さんを起用、本物の芸人さんを多用したり(吉本が一緒に作ってるから当然ちゃ当然)漫才シーンがより本格的になっていたり、ちょい役で出る小林薫さんがすげえ渋くていいとか、事務所の社長役の田口トモロヲがさえないながらも暖かく徳永の漫才コンビ「スパークス」を見守る姿にほんわかしたり、スパークスのマネージャー役の染谷将太くんがどこか抜けてるけど二人をどこかでひっぱっていく姿に頼もしさを見たり。


あと一押しが徳永の相方山下役の芸人好井まさおがすっげえい良かったり!!!
これまじでずっと思ってました。すげえおもろいし、何と言っても泣けるんすよこのひと。それがなんか山下のアホで意気地なしででも相方や彼女との日々を愛おしく思っているその様がすげえ伝わってくる。この相方があってこそ徳永がたつし、それによって神谷さんも引き立っていると思います。


あと神谷の相方で出ている 村田秀亮は今回M−1で優勝した「とろサーモン」のツッコミ役。これは偶然だけどなんか勝手に嬉しくなっちゃいました。





というわけでもう語りつくせないので今日がここら辺にしときます。


とにかくオリジナルのクオリティーが高いNetflix、今月16日からテラスハウスの新シリーズが始まるのがモリモト的には今んとこ一番期待大です(なんの話)。





最後まで読んでいただき、ありがとうございました。