『スターウォーズ 最後のジェダイ』 個人的オススメポイントをまとめみる🔥🔥🔥 ネタバレなし感想
a long time ago, in a galaxy far, far away....
劇場ではここで拍手が起きました。
こんな映画は初めてでした。初めての映画体験でした。僕は感動しました。映画にはこれほどまでに人間を感動させ、人間を楽しませることができたのか、と。
ちょっとキザな入り口になってしまいましたけれども、今回印象的だったので、書いて起きます。
ということで!見てきました、『スターウォーズ 最後のジェダイ』!!!
最速上映ということで、公開日の12月15日、午前0時から上映開始。30分前にはすでに売店の前に人だかり。一番驚いたのが、コスプレして映画館に来ている人たち。
ここはコミコンではない。笑
ライトセーバーがそこかしこにありました。それだけファンがいるということなのですね。。。このシリーズの人気の根深さを感じました。
午前0時というのに、でっかい劇場は満席。壮観でしたよ。
ということで、かねてより超期待していた今作。言わずと知れたSF超大作の最新作ですね。
今作のために、4〜6そして1〜3、前作の7と生まれて初めてちゃんとスターウォーズを見返して来ました。そしてモリモトはちゃんとはまってしまったのです!
男の子が好きそうな全てが詰まったこの作品。世界中で人気なのもそらそうだ、と。
で、こちらが予告編。こいつだけでもかっこいいぜ!
ちなみに、見る前の僕の期待と注目ポイントがこちら。
今回はネタバレを極力控えて、良かった所、見どころを絞って記したいと思います。
前作『フォースの覚醒』のおさらい
ストーリーの舞台は前作のラストにあたるエピソード6の30年後。前作で壊滅的なダメージを受けたと思われた帝国軍は、その残党がファースト・オーダー(The First Order)として銀河の支配を企んでいます。一方銀河には新共和国が復活。しかしかつての規模ではなく、ファースト・オーダーに抗うためレイアの私設軍隊レジスタンス(Resistance)が存在、新共和国が手を貸しています。
銀河を救った英雄ルークは、ある出来事がきっかけで行方不明に。最高指導者スノーク、そして直属の部下であるカイロ・レン、ハックス将軍らファースト・オーダーは彼の行方を追っています。一方レジスタンスもルークを必死に捜索しており、その居所の鍵を見つけ、エースパイロットのポー・ダメロンを派遣しますが..?
砂漠の惑星で廃品回収をして暮らしてるヒロイン、レイ。彼女は「家族」の帰りを待ち続けています。そんな彼女は、ある重要な秘密を託されたBB-8やファースト・オーダーの脱走兵フィンに出会いファースト・オーダーとの争いに巻き込まれることによって思いがけぬ旅が始まります。
(ciatre より)
ということで、前作の内容としては、
・帝国の残骸から生まれた「ファーストオーダー」と、レジスタンスとの戦いという構図
・新主人公レイと、相棒フィン、敵役としてカイロ・レンの登場。
・レイのフォースが目覚める
・ルークスカイウォーカーの居場所を巡っての戦いが繰り広げられる
といったところでしょうか。ざっくりまとめるとこんな感じです。
さらには懐かしのキャラクターハンソロとチューバッカ、R2D2やC3POも登場するほか、新たにBB8というドロイド(ロボット)も登場しました。可愛かった。
前作の最後には、見事ルークの居場所を突き止めたレイが、ジェダイの武器「ライトセーバー」をルークに手渡す姿が見られました。
今作はスターウォーズ史上初めて、前作のラストシーンから物語がスタートするとのことです。
ルークはどのような姿になっているのか?レイの行く末は?タイトル『最後のジェダイ』の表すものとは???
それでは早速、感想行って見ましょう!!!!
おすすめポイント1 圧倒的、赤の映像美。
はい。まずおすすめしたいのが、その映像美。
スピンオフ『ローグワン』で、シリーズ史上最も綺麗いな映像ということが言われていたかと思いますが、個人的には、映像に関しては一気に塗り替えました。
シリーズで一番すごい!!!
何がすごいかってそう、
赤。
タイトルもそうであるように、この作品には「赤」のモチーフがちりばめられています。その色使いが今作の美術的な締まりを与えているような気がするのです。
例えば、シスの最高指導者スノークを護衛する「エリート・プレトリアン・ガード」の甲冑。めっちゃ赤です。
それだけでなく、このスノークの部屋自体がめっちゃ赤なんです。その原色そのままな目が冷めるような赤。圧倒的な悪役を感じさせます。
それから、最終盤での決戦が行われる星は、地表が岩塩で覆われており、人が歩いたり跡がついたりすると真っ赤な地表が姿を現します。これもうちょっと映像で見てもらうしかないんですけど、まっじで綺麗。ビークルが土埃を上げて走行したり、銃が乱射されて地表に当たりまくったりすると、途端に真っ赤な土埃が舞うんです。それはそれは刺激的な映像です。予告でも一部流れてます。
さらに赤といえば何と言ってもカイロレンのライトセーバーでしょう。十字に噴射するその光がゆらゆらギラギラ燃えてるように揺れる。その赤がかっこいい。
それから美術ってことでいうと、さっきも言った「エリート・プレトリアン・ガード」の武器が古代の武器みたいなデザインでかっこいい。微妙な曲線とかがもうね、なんともいえない古代感。ボキャ貧だやばい。
そんでもって映像ってことでいうと、最高だったのが、敵艦の「メガ・デストロイヤー・スプレマシー」にレジスタンスの戦艦が思いっきり突っ込むところ。何がすごいって「無音」なんです。
無音なんだけど、画面では敵艦がでっかい光を放って大爆発してる。
その何もかも吹っ飛ばすような勢いとか、突っ込んだ戦艦が粉々になってしまった感じ、それからこれはストーリーに触れるけど、その虚無感、無力感が全部無音に凝縮されている。これは綺麗でしたね。しかもこの作品の流れを一気に変えるような映像でしたし。
というわけで、見ているだけで「キレ〜〜〜」って言っちゃうような映像ばっかなわけです!これならストーリーそんなに追えなくても楽しめる!
おすすめポイント2 昔のファンほど楽しめるぞ!
続いてやっと映画の内容というところに入っていきます。
4とか5とか、ダースベイダーがでていたらへんは世代だったけど、今のはちょっとわかんないや〜って大人の方、
違うんだ。
そういう人こそ、この『最後のジェダイ』は見ていて楽しいと思うんです。これは全シリーズを始めて見た僕の意見ですが。
前作『フォースの覚醒』は、新キャラの登場がメインになっていて、4〜6の本シリーズ(とここでは呼びます)の続きって感じはそこまでしませんでした。かろうじてレイアとハンソロがでてくるくらい。
しかし!やはり世界観は4〜6の続きなのです!それなしではこの新シリーズ(と呼びます)は成り立たないと言っても過言ではない!
前作のラストでやっと出てきたルークスカイウォーカー。彼の存在が今作の中心と言ってもいいでしょう。だからこその仕掛けも沢山あります。
例えば。
まずはあの前回は出てこないかった緑の小さいマスター。あいつが登場します。
しかも粋なことに、1〜3の時のような精密なCGではなく、本シリーズの形をとって。これは泣きますね。粋だねぇ〜。「あ!戻ってきた!」っていう。ルークの中ではやはりあの形態が師匠の姿なんだっていうところ。それから当時の技術そのままに、暖かい表情もちゃんと表現されている。
それから、一作目の『新たなる希望』でレイアからオビワンケノービに託されたホログラムのメッセージ(、、、って言っても知らない人は全くわからないと思いますが。)。こいつが出てくるという超超超粋な計らい。結果として、それによってルークがレイに対して教えを開く決心をさせるというね。
これ知ってる人は感動するんじゃないか?だって一作目の最初に出てきた映像がそのまま使われてるってんですから!
ちゃんとこういうところで、「この作品は昔からのものをちゃんと引き継いでますよ、」っていう意思表示をしているような気がしました。そして当たり前だけど「この監督、スターウォーズ好きなんだろうな〜」って思いました。
それ以外にも、R2とC3POのコンビも健在だし、っていうか前作ではほとんど見せ場なしだったから、今回は(まあそれでも出番超少ないけど)ちゃんとコンビになっててよかったな〜〜と。前作はR2起動してなかったですもんねほとんど。まあそれでもいいとこ持ってっちゃうんだからすごいけど。笑
で、逆にいうと、昔のシリーズを知らないとちょっと厳しいぞってところも結構あるような気がします。少なくとも登場人物くらいは復習しておくと良いかもしれないです。
おすすめポイント3 結局スターウォーズは家族の話なんです
本シリーズでも、1〜3でも語られてきたこと、それは「自分は誰の息子で、誰の父なのか」という家族の物語でした。
もっと言えばその間にある「愛」の物語。
今作でもそれはちゃんと出ていて、というか色濃く出ています。家族という存在に悩み苦しむ存在がざっと三人いまして。
まず一人目は主人公のレイ。
『フォースの覚醒』のあらすじにも書いてありますけど、レイはそもそも家族の到来を待っている人物なんですね。でもその家族はレイを捨ててしまった。その捨てた存在を待っていても、そりゃあ戻ってこないわけです。でも待ち続ける。
そして、自分は誰の子供なんだ、ということに悩み、苦しんでいるわけです。
一方、カイロレンは、前作で父であるハンソロを自らの手で殺してしまう、という思い思い十字架を背負うことになりました。
しかし、決してレンは悪に染まった訳ではありません。まだ光の心は残っていました。その結果として、ソロを殺したことに罪悪感を覚え、罪悪感を覚えている自分を幼く恥ずかしく思っている、という存在なんですね。ここに悩む訳です。
悪に染まり、指導者に認められたいのに、家族への愛が未だに残っている。そのことにどうしようもなく苛立っている訳です。
そしてそんな彼にももう一人愛を向けるべき存在が残っていました。それが師匠であるルークなんです。
そんな訳ですから、どうしても師匠との対峙が避けられない。その対峙において彼が愛を持ってなすのか、それとも悪を持ってなすのか、そこも今回の見どころの一つとなってきます。
最後にもう一人。レイア姫です。
的であるカイロレンは、実はレジスタントの将軍(一番偉い人)であるレイアの息子でもありました。彼女は、暴虐の限りを尽くす彼に対して、悲しみの目を向けていますが、そこにもやはり、家族への愛とその愛を振り切って悪の道に染まってしまった悲しみがあると思います。
それからそれから。この「愛」というキーワードも何も家族だけに向けるものではありませんね。師弟愛もスターウォーズで描かれる大事な要素です。
それでいうと、今回はルークに焦点が当てられてくると思います。
これは完全にネタバレなんでちょっと言えないんだけど、弟子であったカイロレン(当時はベン・ソロ)に対して、ルークはとんでも無いことをしてしまう訳なんです。この経験が、彼が表舞台から姿を消した理由として足掻かれてきます。これはこれまでの流れを知っていればいるほど衝撃的。
それから、新しく弟子にしてほしいと頼み込んでくるのがレイなんですが、この二人が師弟に慣れるのか、どうなのかってところも一筋縄ではいかないところだとおもいます。
彼はトラウマを、過去への恐怖を断ち切ることができるのか、そして、レイと師弟関係になることができるのか。人としての成長や葛藤という側面が、この「愛」という存在を織り込んで語られていきます。
おすすめポイント4 終盤30分に畳み掛けるファイトシーンは圧巻!!!
兼ねてから、全シリーズ通して感じることなんですが、
「スターウォーズは、ラスト30分が面白い!」
と。
どういうことかと申しますと、だいたい最初から1時間半くらいは、物語を追っていくスタイルなんですこのシリーズは。敵は誰なのかとか、何をどうすれば相手を打ち負かすことができるのか、とか、あるいは登場人物の葛藤や成長とか。そういう部分が入念に描かれていく。
で、最後の30分にそれを爆発させるんです。例えばビークルで宇宙を飛び回ったり、ライトセーバーをブンブンさせて敵をぶった切ったり。特に1〜3はその傾向が強かった気がします。
ぶっちゃけ、ぶっちゃけいうと、今回は中だるみと言われてもしょうがないような中盤だったと思います。過去最長の上映時間だからって言っても、削れるところは多々あったような気もします。
でも!
そこで気持ちが折れちゃったらダメだ!!!!
なんたって「スターウォーズは最後の30分が一番面白い」んだから!!!
その一番面白い30分の皮切りになるのが、先ほど申し上げた敵艦にレジスタンスの宇宙船が突っ込むところ。もうこっからはやばいっすよ!!!
まずカイロレンとレイのソードアクション!敵キャラの美術とも相まって最高にかっこいい!ザ・赤。
そんでもってやっとここにきて見せ場きた!フィンvsキャプテンファズマ!
これ予告にもありましたね〜。かつて司令官と部下だったキャプテンとフィン。その時の因縁も込めて、戦います!「あれ?今回キャプテンファズマ死んだ?」とかって思っちゃいけない。ちゃんといきてるから。フィンもちゃんといきてるから。
そして今作では活躍シーン多めなBB-8も頑張ってるんでちゃんと見てあげて!かっこ可愛いから!
でもってそっからは大迫力の戦闘機vs戦闘機。赤の粉塵が炸裂します!そこでサプライズが。色々サプライズ。一つだけじゃ無いですよ。ちゃんと見ておいてくれ!
あのお馴染みの飛行船も登場します!めっちゃかっこいい登場の仕方で!!!あれがマジで今回のハイライトだったな。本当。あの登場シーンが全部持ってった感じはありました。爽快!
というような感じで、もはや叫びだしたくなるような爽快感溢れるアクションにつぐアクションが最後の30分に、もう一度言いますよ?最後の30分に凝縮されてるんです!!!
だから途中で寝たりしちゃダメ!もう最後の30分のためにそれまでの2時間あるようなもんだから!
見る前に知っといてねポイント ざっと三手に分かれて行動するぞ!
これなんで「見る前に知っといてねポイント」なのかと言いますと、これを知らないで見てると、中だるみの沼にぶち込まれてしまうからです。
「え?まだレイは修行中なの?」「フィンは何してるの?」「ポーなんもしてなく無い!?」とかって思っちゃいますけど、それはそういう話だから、間違っても「早く三組合流しねえかな〜ツマンネ。」とかって思っちゃいけない。そういうもんだと思って受け入れてください。
三手と言いましたが、
一つ目の筋は、主人公レイのストーリー。
ルークに会いに言った隠居の地で、ルークにフォースについてあれこれ教わるという展開です。
この修行が長い。。その長さ、話の内容から、『るろうに剣心 伝説の最期編』を思い出してしまいました。あれも前半の1時間くらいずっと修行してるからな〜、、この作品も、修行が終わってからが面白いですよ。
二つ目がフィンと今回のニューカマー「ローズ」の物語。
敵艦隊のシールドを突破するための秘策を探るためにある星へ潜入します。
三つ目がポーという天才パイロットの視点。
こいつ前回はそこまで登場しなかったのに、今回結構存在感増してます。フィンとローズに対して指示を出し、レジスタントの行動にあれこれ憂慮する流れ。
ということで、最終的に三手が合流するのはだいぶ後になるので、合流を待ち望む見方ではなく、一つ一つのエピソードをちゃんと楽しみましょう!
おすすめポイント5 ニューカマーの活躍を見逃すな!
前作から引き続き登場する人物に加え、本シリーズから再登場するルークを含め、今回はニューカマーが続々登場します!!!
・ローズティコ(ケリー•マリー•トラン)
→役所としては、レジスタンスの整備士でありながら、訳あってフィンと行動を共にし危険を犯しつつも、レジスタンスの危機を救う、というところ。正義感が強く、苦しんでる人たちは見放せない性格みたい。
フィンが割と危険は犯さないタイプみたいな描かれ方をしているので、その対象に、アクティブに動いていた印象があります。うちに秘めた思いの強さがこの物語を、特にフィンのエピソードを動かしていくので、そこのところ注目。
・ホルド提督(ローラ•ダーン)
→負傷したレイアに変わってレジスタンスの指揮をとる司令官。
なんか俺途中まで「こいつもしかして的なんじゃね!?」的な想像をしてました。実は裏切り者みたいな?結局どうだったんだろう?ていうか味方ならもうちょっと活躍というか、優秀であってほしいな〜と思っちゃいました。
PTAの会長とかやってそうですね。教師にめっちゃ噛み付いたりしてそうですね。
・ポーグ
→ルークがいた星にいる鳥みたいななんかの生物。
これルークのペットか何かだと思ってたら、めっちゃいます。巣とか作ってます。そんな感じの小鳥だと思えばいい。スズメとか。ただこれが途中めっちゃ可愛いんだ。ていうかこんなに目おっきくして反則でしょ。それは可愛くなるわって。
でも意外と登場シーンは短く、ほとんどがチューバッカとセット。チューバッカのデカさがさつさとポーグのちっちゃさ愛らしさの、画角内ギャップ萌えを楽しんでください!
・DJ(ベニチオ•デル•トロ)
→自称鍵開けの天才?フィンたちが潜り込んだ星で遭遇する胡散臭いやつ。
最後まで招待の掴めない男でしたが、何より後半から出てきてしかもちょい役なのに最後にクレジットされてしまうというごっつぁんなやつ、ベニチオデルトロ。胡散臭い男に関してはこの人は裏切らない模様。
という感じでニューカマーはこんな感じでしょうか?
女性キャラ増やしたな〜という感じを抱かざるを得ない布陣ではありますが、それはそれで良いでしょう。(だってローグワンの主人公も女だし、新シリーズの主人公女だし、新キャラも割と女だし、キャプテンファズマも女だし、女性率増えたな〜って思いました。)
個人的推しはポーグです。ぶっちぎりです。
最後に
ということで、見てきました『スターウォーズ 最後のジェダイ』
最後に「注目ポイント」を上げておくと、「タイトルの『最後のジェダイ』が意味するものとは一体なんなのか。」というところ。
これは誰のことなのか、なんのことなのか、そして、何を表しているのか。
これをラストに思い至ったら、次回作への期待が膨らみ、今作のカタルシスが急増することでしょう。
それから、最後に、監督のライアンジョンソンの語っていたように、「今作にはシリーズ史上最大の驚きがある」「見たこともないようなものになる」とのことですが、その驚きとはどこにあるのか、なんのことなのか、疑いながら見ていってください!
2時間半と上映時間は確かに長いですが、それなりに入り込んで楽しめるはず!まあちょっと予習は大事かも!!!
ていうことで、個人的には最強の一作になりました!映画鑑賞というよりは映画体験。是非是非劇場で楽しんで見てくださいな!
ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました!!!!!
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