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映画『it/イット それが見えたら終わり』 ネタバレ感想 実話がモデル? ー集団行動はしっかりしましょうー

基本ホラーものは見ません。
なぜなら。怖いから。


ジェットコースターもお化け屋敷も行ったことないし、高所恐怖症だし。とにかく恐怖という感覚に弱いのです僕は。


なのになんでこの映画に行こうかと思ったかというと、なんか人気だったから。あと原作がスティーブンキングだったから。それだけ。


予告編がyoutubeにアップされるや、24時間で1億9700万回再生という驚異的なスピードで視聴され話題になりました。これは『ワイルドスピード ICE BREAK』『美女と野獣』を抜いて史上最多の再生回数を記録(個人的にはその前の二作品がそれまでの記録を持っていたことが意外でした笑)。それと同時にアメリカ本土では国中にピエロが出没するという奇妙な現象が起こったとか。いろんな意味で怖い。


ちなみにこれがその時の予告編です



映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』予告編【HD】2017年11月3日(祝・金)公開




まあ怖いのも我慢してみればなんとかなるか、と思ったわけです!これだけ話題なんだし、見とくか!って感じで!


(怖かったので人生で初めてお酒を飲みながら見ることにしたのは内緒。)


それでもびっくりしたのが、公開から結構時間経っているはずだと思ってたのに、かなり大きめのシアターで、しかもほぼ満員!映画始まる前とかざわざわしてましたからね。


それだけ人気なんだ、と。これは想像以上でした。


見に行った人間が言うのもなんなんだけど、どうして人間は恐怖という体験をしに、わざわざ1500円も払うのか。物好きも世の中にはいるもんだな〜と思いながら上映を待ちました。






さてさて、なんとかなったのかならなかったのか。
それではご覧あれ。









作品情報

あらすじ

一見、静かで平和な田舎町を恐怖が覆いつくす。子供の失踪事件が多発していたのだ。

内気な少年ビル(ジェイデン・リーベラー)の弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。

悲しみに暮れ、行方不明の弟を案じるビルの前に、”それ”は突然現れる。

“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。

しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年達にイジメの標的にされている子供達も“それ”に遭遇していた。

自宅の地下室、バスルーム、図書館、そして町の中・・・。

何かに恐怖を感じるたびに“それ”はどこにでも現れる。神出鬼没、変幻自在の“それ”からは、決して逃げられない。

ビルとその秘密を共有することになった仲間達は“それ”に立ち向かうことを決意。“それ”の正体は何か?その目的は?消えた子供達はどこに行ったのか?

真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた・・・。                                                 (公式ホームページより)



R指定ホラー映画史上最高記録!スティーヴン・キング原作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』特別映像


こちらさっきのとはちょっと違うバージョンですが、監督や原作者のインタビューが入っています。


とにかく怖いピエロが子供たちを襲う話です。はい。

キャスト


・ペニーワイズ - ビル・スカルスガルド


これが普通。


これが昔の。ちょっとキモいですね笑


でもってこれが素顔。この人まだ20代って信じられます???




・ビル・デンブロウ - ジェイデン・リーバハー


・ジョージー・デンブロウ - ジャクソン・ロバート・スコット


・ベン・ハンスコム - ジェレミー・レイ・テイラー


・リッチー・トージア - フィン・ウルフハード


・ベバリー・マーシュ - ソフィア・リリス


・スタンリー・ユリス - ワイアット・オレフ


・マイク・ハンロン - チョーズン・ジェイコブス


・エディ・カスプブラク - ジャック・ディラン・グレイザー



子供たちの様子がこちら。これだけ見ると「super8」を思い出します。




スタッフ


・監督 アンディ・ムスキエティ


・脚本  チェイス・パーマー
     ゲイリー・ドーベルマン
     キャリー・フクナガ


監督脚本には何かとトラブルがあったみたいですね笑
それでこんな三人も脚本に参加しているということらしいです笑




原作 スティーヴン・キング


やはりこのかた無しにはこの映画は成立しないでしょう!

1974年に長編『キャリー』でデビュー。ジャンルはホラーであるにもかかわらず、舞台は主にアメリカのごく平凡な町で、具体的な固有名詞をはじめとした詳細な日常描写を執拗に行うのが特徴。その作風から、従来の「非現実的な世界を舞台とした、怪奇小説としてのホラー」とは異なる「モダン・ホラー」の開拓者にして第一人者とされる。

ホラーばかりではなく、『ショーシャンクの空に(原作:『刑務所のリタ・ヘイワース』)』や『グリーンマイル』など、映画化された話題作でも有名である。日常の中に潜む「ちょっとした不思議」を題材にした作品も目立つ。


てな感じで、ホラーを中心に感動ものから青春もの?まで手がけています。ちなみに「it」が彼の著作の中で最恐なのだとか、、、、



作品紹介はこの辺りで!









というわけで感想いってみよう!!!!



























怖い!怖い怖い怖い!!!!
けどそれだけじゃない!
少年たちが恐怖を乗り越える一夏の物語。


、、、でもやっぱり怖い!!!



定番(なのか?)のホラー演出。でもやっぱ怖いね。

とりあえず怖ええ。おっきく書いた通り、それだけじゃないんだけどそれにしてもこっから書かないと!


とはいえ、めちゃくちゃに趣向を凝らしたホラー描写ではないのかもな、とは思いました。ホラー映画とかほっとんど見てこなかったけど、恐らくは常套手段的な怖がらせ方なのかな〜と思いながらめっちゃ怖がってました正直そんなことを余裕ブッこいて見てる暇はなかったんだけど笑


どんな風に怖いかはもう予告編見てれば大体わかりますかね。大体あれです


例えば。
雨に流されて紙の船が排水溝に落ちる。→子供がそれを寂しそうに見てる→排水溝は真っ暗闇→何かがいる?→何かがいる!→なんだこいつは?→、、、ピエロだ!→優しく話しかけてくるピエロ→もしかして怖くないのか?→ピエロ「この船を返してあげよう」→子供手を伸ばす→ピエロ笑って見てる→ゆっくり手を伸ばす(→ここで観客はヒヤヒヤ、、、音楽は甲高い!!!煽るような高音!!!)→ピエロ手をとっ捕まえてでっかくなった口で食いちぎる!


ドォォォォォォォォン!!!!!キャーーーーーーー!!!!!!



伝わりますかね、、?笑ちょっと感覚に頼りすぎて書いちゃったかも。。。


いやでもこれくらいにして書かないと伝わらないような気もするし、、



とにかくですね、煽って煽って煽りまくって、これは確実になんかあるなってまずは思わせるわけです。


確実に観客はわかってるんですよねこれ振りだって。
わかってるんですけど、そのわかりやすすぎる振りがまた怖くて怖くて。


まず音楽!めっちゃ高音なんですよ。しかも音がでかい!なんでそこまででかくするかなあマジで!そりゃあ映画館だし、音はちょっとでか目ですよね〜。でもそれが間違いなく聞いてるんですよ💦


あとはカメラの画角ですかね?撮る角度。なんかね〜後ろに何かがありそうな余白というか。そういうのを仕込ませてる気がするんですよね〜。もう気になってしょうがない。


そういう時って大概振り返った時が怖いんだ。振り返ったところになんかがある。それも急に振り返ったりするから心の準備ができてなかったりするし。




で、観客(とその恐怖に煽られてる登場人物)がマックス恐怖になったところで、


一拍貯めて〜の〜、、、





ドォォォォォォォォン!!!!!!


これです。もうずっとこれ。マジで何度も心臓止まりそうになったマジで。


しかも何がやばいって、これが5分に一回くらいは必ず起こるんです。基本的にどのシーンでもこのわかりやすい振りからのドォォォォォンを必ず狙ってくる。


全然休めねえよ!一息もつけねえよ!全く油断できねえよ油断すると”それ”がくるから気が気じゃないんだよ!せめて飲み物くらい飲ませろよ!ただでさえビビりすぎて喉からっからなんだよ!!しかも飲み物がお酒だから全然喉が潤されねえよ!そんなんだから映画見ながら酔ってきちゃったよ!なんでお酒持ち込んだんだよ俺ええ!!!


そんな2時間です。痩せます。



ちゃんと青春映画にもなっている

でもそれだけじゃないのがスティーブンキング、ってことなんでしょうかね〜。


恥ずかしながら、私初スティーブンキングだったんで、そこまで作家について何か言えたりはしないんだけど。


全編通して、少年たちが恐怖のピエロ”it”に振り回されながら、怖がらされながら、怯えながら進んでいくわけなんだけど、でもそれだけでもない。最後にその"it"に子供達がどういう態度に出るのか、そこがこの物語のキモですね。


そもそも、この話ってモデルになった事件があるみたいです。
ジョン・ゲイシーって名前の連続殺人犯が、恐怖のピエロ「ペニーワイズ」のモデルみたいです。その犯行は以下のとおり。


アルバイト料の支払いなどの名目で呼び寄せた少年に性的暴行を加えたうえで殺害し、その遺体を自宅地下および近くの川に遺棄していた。自身の同性愛を隠すために殺害したとされている。1972年から1978年のあいだ、少年を含む33名を殺害したことが明らかになっている。彼の犯行はアメリカ社会を震撼させた。


33人て。シリアルキラーって本当にいるんですね。。。。


でもこの話ではピエロは何かに化けたりとか、でっかくなったりとか、魔法か何かを使って子供を浮かび上がらせたりしてます。ところどころファンタジーなんですよね。


これはなんでだろう?って見ながら(7割くらいは怖がりながら)考えてたわけです。どうして実話をヒューチャーしないで、ファンタジーの色を加えたんだろう?と。


でもその理由は結末に隠されているような気がします。その結末は流石に伏せようと思いますが、一つ言えるのは、”it”っていうのは「恐怖の象徴」ってこと。


なんたってピエロが姿を変えるのは「その子供が一番恐れているもの」だから。(こええええなんだこの設定、、、)


ハリポタにもありましたよねこういうの。その人にとって一番怖いものが出てくるタンス?みたいなのでしたっけ?


二つ目に乗っけた予告で原作者が言ってますけど、このピエロは子供にしか見えない。それは子供の時、暗闇が怖かったり誰かがいるような気配に不安を感じたりした、その感覚こそがピエロだってことなんじゃないかと私思ったわけです(7割くらい怖がりながら)。


だけどこの映画の場合はただの恐怖じゃない。それぞれに持ち合わせている生い立ちとか境遇にくっついてくる、トラウマのようなものなのかもしれません。


ここで各キャラクターが立ってくるんです!


自分の作った船がきっかけで弟を亡くしてしまったビル
父から性的虐待をされている女の子(どうしてこの子はこんなにも大人っぽかったのだろうこんなキャラクターを日本映画で作れるのか?)
それから過保護な母親に縛られる男の子、隣の部屋で両親が火事で焼死してしまった男の子、宗教家の両親にプレッシャーをかけられる男の子、首無し死体に怯える転校生、、、


あとなんかいたっけ?


あ、そうそう!今あげたのがこの話の主役たちなのですが、グレてる上級生に目をつけられていて、自分たち自身のことを「losers club(負け犬クラブ)」と呼んでいます。
その彼らをいじめている上級生たちにもピエロは出てくるんですね。


つまり、いじめをしている彼らも日頃恐怖しているものがあると。


それがなんなのかは是非劇場で見て欲しいのですけど、そこから取る行動にもハッとしました。いや、怖いって意味ではなくて。


意外と現実にもピエロにこういう行動をさせられている子供はいっぱいいるんじゃないかな〜と思ってしまったんですよね。どうしてこういう事件が後をたたないのか、ちょっとだけ合点がいってしあったような気もしました。まああくまでちょっとだけなんですけど。わかった気になるのが一番いけない。



恐怖のピエロに「losers club」はどうするか

この不良と、「losers club」の面々の決定的な違いはズバリ、「ピエロの恐怖に対してどうしたのか」というところでしょう!!!


ここが最大の見所!だと思います!


誰しも抱えてる恐怖というものにどう対処するのか、逃げ続けるのかそれとも立ち向かうのか。どのようにして立ち向かうのか。これって、この話の子供たちよりはちょっとだけ成長した僕らにも言えることで。ピエロはもう見えなくなってしまっても、普段逃げ続けているものとか、意識的にも無意識的にも怖がっているものっていっぱいあると思うんですよね。それに対して、不良少年側の態度をとっていないか、その恐怖から逃げてしまってはないか。意外と大人の方が見習うところがあるのかもしれないな、と。


、、、ああもうネタバレになってしまう。でもそこじゃないんだ。どうするのか、とかどうやって、とかじゃないんだ。


その時の少年たちの顔!!!


これをぜひ見て欲しい。最後だけですかね。ピエロが出てきたのに全然怖くなかったのは。本当に「負け犬クラブ」の彼らのおかげです。




そしてそして最後のシーン。これは見た人がどう思ったのか気になるところです。


まあ普通に見れば次回への伏線ということなんでしょうが笑


僕には、「それぞれ傷を抱えているけど、それをみんなで抱えてるから大丈夫」ってな風なメッセージに感じました。ちょっと考えすぎなのかな。



そしてそしてそして!「losers club」これが最後になんて名前になってるのか、是非是非見て!!!骨折したエディのギプスだよ!!


これがこの作品のある意味ハイライトでしょう!微笑んでしまったのはこの映画でここだけ!!




てな感じでほとんどをヒヤヒヤビクビクしながら見ていた今作。煽りに煽られて怖いところではほとんど目を線のようにして、いつ怖いのがきても目を潰れるようにスタンバッテいた今作ですが、ホラーだけに終始して怖いシーン集になっていなかったところがすごく良かったかな、と。


劇場を出るときには何か暖かく微笑ましい、そして「losers club」のみんなから勇気をもらえたような気がしました。


とはいえホラーえいがとしても十分すぎるほど上出来!エンドロールが終わって、お客さんが堰を切ったように「怖かったね〜」みたいな感想をお連れさんに吐き出してましたよ。つまりそれほど怖かったってことっすね笑。


それから、これはまた続編があるんですか?ていうかあるんですよね〜。今作の子供たちが大人になって(話の流れからすると27年後)、またピエロが動き出すってことでしょうか。後悔は2019年になるそうな。
最後のシーンがどうつながってくるのか、楽しみっす!



最後に


ということで、友達と行って一緒にビクビクするような映画だと思います!怖がりな人は怖いはず!でもモリモトほど怖がる人どれくらいいんだろう?隣のお兄ちゃんとか普通に肘ついて直視してたもんな。目え細めたりしてなかったもんな〜どんな心臓してんだろ?笑


ということで、今からでも十分劇場やってると思いますよ!ホラー映画でここまでしっかりとヒットしてるのってあんま見たことないな〜って思うので、もし良かったら見て見てください!


ということで以上!
最後まで読んでくれてありがとうございました!