『50回目のファーストキス』 がデートムービーとして最適な三つの理由。

今回見てきたのは、



『50回目のファーストキス』



です!!!







<作品情報>

イントロダクション

「50回目のファーストキス」とは…


ハワイのオアフ島。

天文学者になる夢を抱きながらツアーガイドとして働くプレイボーイの大輔(山田孝之)は、交通事故により新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を負った瑠衣(長澤まさみ)と出会いひとめぼれをする―。偶然の出会いを一生に一度の運命の恋にしたふたりの純愛を描く、大人のラブストーリーが誕生いたしました。

恋をした瑠衣が記憶障害を抱えていると知ってもなお、彼女を一途に愛し続ける主人公大輔を演じた山田孝之は、ユーモアと大人の色気を炸裂させながら、優しい包容力で全女性の心を虜にします。

長澤は記憶障害を抱える、ともすれば悲劇のヒロインになってしまう瑠衣を、切なさを抱えながらもチャーミングな等身大の女性として演じ切りました。

脚本・監督を務めるのは、2017年ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝き、今最も忙しい監督・福田雄一。コメディ街道をひた走ってきた“コメディの王者”福田監督が、今作で初めて渾身の“ラブストーリー”に挑みます。

この物語の舞台がハワイである必然―。天文学を研究するために、世界一綺麗な星空が観測できるハワイに来た大輔。一年以上も父と弟による「事故にあった日」を繰り返しているにもかかわらず、四季がないハワイだからこそ、疑念を持たず暮らし続ける瑠衣。ふたりの偶然の出会いは、それぞれが抱えていた“必然”があったからこそ、運命の恋に昇華する―。

瑠衣を愛し続ける大輔と、自分の存在が大輔の夢を邪魔しているのではと苦しむ瑠衣。二人の選んだ未来は―。見終わった後、涙を拭きながら、大切な人にキスしたくなる、珠玉の恋愛映画をこの夏、お届けいたします。

(公式ホームページ)



あらすじ

ハワイでコーディネイターをするプレイボーイ弓削大輔(ゆげだいすけ)はある日、

カフェで藤島瑠衣(ふじしまるい)という女性と出会い恋に落ちる。

しかし、翌日同じカフェで会った彼女は大輔の事をまるで覚えていない。

実は彼女は交通事故の後遺症により、新しい記憶は1日で消えてしまう短期記憶障害を負っていたのだ。

彼女を想う父と弟の手で、その事実を隠され、同じ日を繰り返す瑠衣。

事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない彼女に一途に愛を告白し続ける。

瑠衣にとっては毎日が大輔との初対面。

大輔の機転と努力により結ばれた二人だが、

大輔の本当の夢を知った時、瑠衣はある行動に出るー

(公式ホームページ)



キャスト

弓削大輔: 山田孝之 - オアフ島のツアーガイドで天文学の研究者。プレイボーイ。



藤島瑠衣: 長澤まさみ - 記憶障害の女性。



ウーラ山崎: ムロツヨシ - 大輔の親友。


味方和彦: 勝矢 - 大輔のアルバイト先の上司。


藤島慎太郎: 太賀 - 瑠依の弟。筋トレ好き。姉を献身的に支える。


高頭すみれ: 山崎紘菜 - 大輔の同僚。大輔に片思い。


名取医師: 大和田伸也 - 瑠依の主治医。


藤島健太: 佐藤二朗 - 瑠依の父親。


予告編


映画『50回目のファーストキス』予告


主題歌


平井 堅 『トドカナイカラ』MUSIC VIDEO(Short Ver.)
















<感想>『50回目のファーストキス』がデートムービーに最適な三つの理由。


今や大人気映画監督となった福田雄一。映画館でも監督の名前を耳にして、「こんな映画興味なさそうなギャルも知ってんの!?」となった僕。そこまで人気になったか…。去年は『銀魂』の実写化を大成功させ、もはやなんでもあり感に拍車が止まらない福田氏。


ちなみに、去年の『銀魂』はなんやかんや二回見てしまうことになりました。友達と見に行く予定があったにもかかわらず、公開初日にどうしても楽しみになってしまうという失態を犯し、結果二回とも笑い転げてしまったのです。いい鴨です。



それから、銀魂のちょっと後にやった『斉木楠雄の災難』もなんやかんやで見てしまう失態。こちらは超不発でした。。。やっぱ実写化は一年に二作もやるべきではない・・・。


その人気監督が超ど真ん中のラブストーリーをやるだなんて!どうなるのかわからない不安と、それでもやっぱ見たいんだよな〜という期待と。やっぱ見てしまった訳です。


その結果は!


結論から言うと、「あ、割とやるじゃん」てなもんでした。ちゃんと福田雄一をやりながら、ちゃんとラブストーリーをやっていて。まあ後者については、ほとんどが原作と同じ展開だった、と言うのを後から知ってがっくしきてる訳なんですが笑。そう、私、原板を見ていないんです…。映画ブロガー失格です。すみません。


まあとは言え、ちゃんとしてたと言う感想は持てるくらいに、ちゃんとしてました。デートムービーに最適!友達に「今デートで行くならどれにしたらいい?」と聞かれたら、真っ先にこれをあげようと決意した訳です!勝手に!


今回はその理由をざっくり解説して、短めに収めたいと思います。短めになることを、期待してます。。。


①ハワイが綺麗!

おいおい最初がこれかい!頭悪そうだな!


と思ったそこのあなたにはこう返しましょう!「福田監督作がバカじゃない訳ないでしょうに!!!」


やっぱり、デートムービーとして、絵面が汚いのはいけない。二人して見終わった後に「あそこがグロかったよね〜」とか言い合うのは絶対NG。カップルで出てきた時に、スッキリした気持ちになっていたいですよね。


最近はインスタ栄えに命を懸ける人もいるご時世。ここは一つ、ハワイの絶景にインスタ栄えしてきましょうよ。


後、こういう絵的に素敵な映画だと、好みがそこまで別れないのもいいところなのではないでしょうか?ぱっと見で綺麗。これさえあれば大抵の人は(特に女の人は?)気持ち的に満足してくれるはず!


と言う訳で、とりあえず舞台となるハワイが超綺麗!!!全編通して、ハワイの雄大な自然や整った街並みが惜しげも無く撮影されています。その色使いも綺麗!


とりあえず自然ですよね。主人公がヒロインお目を引こうとする道中も、背景には切り立った山が。ジュラシックパークの撮影に使われたと言う公園がそのまま出てきて、「これがハワイか!」と。


それから自然でいうと星空。これはハワイのものなのか?ちょっとわかんないすけど、ハワイの星空が綺麗なのは伝わりました(言ってることクソだな)。


あとはやっぱり海でしょう。様々な印象的なシーンで出てくる海がもうとんでも級に綺麗!透き通った青がすげえ印象的で、「ああ、こんなところに住んでるっていいなあ」と。ただただ思いましたよ。僕ハワイ一度も行ったことなくて、これは絶対にいつか行くぞと。絶対に行ってやるからな、と思いました。


②適度に、しかしやはり面白い!

面白い。というのは軽んじられるところなのかもしれないですが、結構重要なのではないか、と思います。特にデートで行くなら。


予習が必要な映画(例えば『アベンジャーズIW』とか。。。)を見るとしたら、お互いに予習してこないとだし、どちらかが楽しみでも片方はそこまででも…となりがち。その点はこの映画は全く問題なしです!笑なんにも知らなくても全く問題なく楽しめる。


それから、やはりここでも劇場を出た後の感想になるのですが、楽しくないとなんだか重苦しくなってしまいますね。どよ〜んとした空気でその後ご飯とか行くの嫌ですね。その点この映画は全く問題なし!だってあの福田雄一監督なんだもん!面白いに決まってんじゃん!


やはりここはキャスティングがモノを言うところでしょう。笑


主演の山田孝之は福田組の一員として常連さん。それから定番のムロツヨシ、佐藤二朗。この三人いれば面白いのは問題ないでしょう。


それにしても山田さんは役者として本当に振れ幅が大きい人なんですね。『勇者ヨシヒコ』シリーズのようなぶっ飛んで面白い役もできれば、『凶悪』みたいにどシリアスな役もできる。そして今あげたどちらの映画も、言ってみればすげえ変人な役柄なんですが、今回やってるのが割と「普通」の人なんですよね。まあモテ男で天体に関して人並み外れた知識は持っているわけですが。それでも普通の人の枠を大きく超えることはない。でも十分面白い。シリアスな笑いがすげえうまいと思う。


例えば観光客が星とかパンケーキとかを全然楽しまないでインスタの話ばっかするのに激昂しているシーンとか。一人芝居ですからね笑。絶対アドリブ入れてるし。そこらへんも福田監督ならちゃんと笑いを拾ってくれている。


それからムロさんと佐藤さん。は、もうあのまんまです。はい。知ってるでしょ?笑


ムロさんのくどい感じの笑いとか、佐藤二朗のテンパった感じとか。もう期待してるものをそのまま持ってきてる。それからあれだ、大賀君。これは福田組は初めてなのか?マッチョゲイの役で…笑。これも本当に面白い。こんなにコメディできる人なんや!と思いましたね。それに突っ込む佐藤二朗。これがもう鉄板というか。間違いなく笑いを持ってってくれる二人、そしてムロツヨシでした。


『銀魂』で福田組初参戦した、ヒロイン長澤まさみさん。同郷ということもあって応援してます!!!『プロポーズ大作戦』とか超見てました!!!!好き!!!!!!!


あれだけ愛くるしい顔をしているのに、ちゃんと笑いもとっていて、これまた振り幅の大きい役者さんだなあと。


そうだなあ、5分に一回くらいは笑えるんでないですか?福田組が好きな人なら絶対ハマる、そうでない人もまあハマる、そのレベルの笑いがまあちょくちょくちょく入ってきて、良いテンポだと思いました。


この監督って、どんなに売れても自分のスタイルを変えないですよね。良い意味でも悪い意味でも。相変わらずの笑いはまあ健在だし、配役もほとんど変えないような…笑。だから安定した笑いが取れる。むしろ、自分の個性をそのまま売りにして有名になってるところもあって、その点は信頼が置けます。普通売れると色々変わっちゃうんだけどな、園子温とか。


まあカット割りが下手だったり、出だしがイマイチだったりするのはあんまし変わらないのでそこはどうかと思うのですが…


というわけで、笑いに関しては基本的に信頼が置ける、コメディとして良い映画だったと。


③実は泣ける、という真っ当なラブストーリー

はい、で、ラストなんですけど。


まあデートムービーと言ったらやっぱり王道はラブストーリーでしょう!これを見た後で、あるいは見ながらカップルでイチャイチャするのがデートムービーの王道というものでしょう!ああ!


で持って重要なのが「後味が悪くない」というところかな?と思います。後味が悪いとねえ?なんかその後いや〜な感じになっちゃうけど、今回はそんなあれでもないし。


そう、これあ原作に則ってるんだろうけど、ラストが多少強引なハッピーエンドになってるのが意外というか、正直見る前は「これ最後へんに泣かせにきたらやだな〜そんな福田雄一は見たくないな〜」と思ってたのですが、そんなことはありませんでした。よかった。


ただ楽しいだけだと、友達と見に言った方がいいんだろうなって映画になっちゃうのですが、多少の困難を(て結構きつめの障壁だと思うけど)乗り越え、泣き所も用意しつつ、最後にはハッピーエンド。これくらいのおとぎ話感があった方がデートムービーとかにはいいんじゃないでしょうか。


理想の形としては、途中で彼女の方が号泣し出しちゃって、多少周りのお客さんにちょっと引かれちゃったりして、彼氏が「おいおい大丈夫かよ?」とか小声で心配して、さりげなくハンカチとか出したりしたら最高ですね、それで彼女の方も小声で「あ、ありがどおお」みたいな、それを見た周りの人たちが心優しい方達であることを祈りますが、微笑ましく見守ってくれていて、その場もほんわかすると、でその間に挟まれるギャグで彼女が大きめに泣き笑いして、それをみた彼氏がちょっと安心して「おいおいやめてくれよ」みたいな感じで微笑みかけて、それでそれで、、、


すみません妄想が過ぎましたね。


まあでもこんな感じになったらこのデートは大成功ですよ。その後もやたらケラケラ笑いながらご飯とかにも行けるだろうし。あそこがよかったね〜とかあそこはムッチャ笑ったね〜とか、やっぱムロツヨシ面白いよね〜とか、いや俺は佐藤二朗派だわ〜とか。会話も膨らみますね。


こんな感じで、あんまり頭使わずに笑える、そしてあんま頭使わずに泣ける、というあんま頭使わないラブコメ映画なのです。


最後に

今回、デートムービーって何があったら加点なんだろう?と思って考えて見た結果をこの映画の感想に当てはめて見たわけなんですが、この他にも「こんなデートムービーはいいよな〜」なことありますかね?あったら教えて欲しいなっ!


僕の中で他に出たのは、やっぱメジャーどころじゃないと嫌だな〜ということ。コアな映画とか見ても他に共有できる人がいなくてさみしいし。メジャーな俳優さんが出てないとなんかつまんないかもしれない。その点に関してもこの映画はバッチリですね。主演は山田孝之、ヒロインは長澤まさみ。これだけでもう大丈夫。その他にも知名度高まってきたムロツヨシと佐藤二朗、大賀。それからTOHOシネマズの脇、ではなく顔の山崎紘菜さんとかちょい役でなぜか大和田伸也。という、割と顔の知られた人たちで固められていて、ここも安心。


てか主演の二人があの『セカチュー』コンビってのが熱いですよね笑。


後長過ぎてダレるというのもデートあるあるかと思いますが、安心してください。120分にちゃんと収まってますよ。SWのときそうだったよね。


てな感じで、福田組のあの笑いが5分に一度やってきて、飽きずに見られ、だけど笑いばっかりでダレることもなく泣くところもあって、最後には安心してハッピーエンドが待っていて、笑って泣けて感動できて、劇場を出た後にもイチャイチャしやすい、それでいて「なんか福田組の笑い飽きてきたんだよね〜」とかいう巷でよく聞く評判もハワイの絶景がかき消してくれる、こんなお得なお安い映画はなかなかありません!なんか複雑なこととか考えたくない!という人は是非こちらへお越しください!!!


アクションが見たいという人は『デッドプール2』をお勧めしますが。





最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!!