【ネタバレあり・感想】『ランペイジ 巨獣大乱闘』 でかい!強い!全然死なない獣たちの闘い!

今回見てきたのは、



『ランペイジ 巨獣大乱闘』



です!!!





<作品紹介>


あらすじ

こいつら、いったいどこまでデカくなるのか!?

地上最強の巨獣たちが、すべてを破壊しながら北米大陸を横断!!


それは人類の誰も気づかぬうちに始まった。

最新を誇る遺伝子実験の失敗によって、なんと普通の動物たちが突如進化し始める!

ゴリラ、オオカミ、ワニなどが猛烈に巨大化し、凶暴化してしまう。

ヤツらの成長はとどまることを知らず、もはやクソデカい巨獣と化し、陸・海・空おかまいなしに街で破壊の限りを尽くす大乱闘をおっぱじめる!

シカゴを舞台に、巨獣たちの暴れる理由は一体なんなのか?

生物ピラミッドが一夜にしてひっくり返った人間たちに、巨獣たちの大乱闘を止めることができるのか?


ハイブリッドな成長をうながす巨獣の遺伝子は、発狂しそうなほど滋養満点。

サメの成長が止まらない遺伝子だけでなく、シロナガスクジラの成長率、カブトムシの強靭さ、チーターのスピード、トゲマウスの細胞修復能力など、ありとあらゆる異なる遺伝子を混ぜ合わせた予測不能の特殊生物たちだ。

ワニの黒いウロコはチタンより硬く、足の指は車の大きさを超え、尻尾の先がスパイクボールのように変異し、ドラゴンと恐竜が合体したような姿に。

ヤツらは時にタッグを組み、戦闘機や戦車に真っ向から向かってくるから、こりゃたまらん!!

もちろん巨獣同士のバトルも満載!!

最弱となった人類側の代表は、あの「ロック様」ことドウェイン・ジョンソン(元WWE世界王者8度制覇の最強プロレスラー)演じる霊長類学者デイビス。この勝てる気がしない戦いにどう挑むのか?

『パシフィック・リム』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く巨大怪獣パニック・アクション襲来!!

人類に一寸の希望も与えないヤツらの大乱闘を、止める術はあるのか?

もはや無駄な抵抗はやめて観るしかない!!

(公式ホームページより)




公式ホームページ


予告編


映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』本予告【HD】5月18日(金)公開
















<感想>でかい!強い!全然死なない獣たちの闘い!


遺伝子操作によってでっかくなっちゃった怪獣もとい動物たちの大迫力の闘いを描く今作。こんだけわかりやすい話なんで、内容について深く語って観てもあんまし意味ないよねっ!


っていうことで今回は簡単に、作品の内容と良かったところ・残念だったところをまとめて観ました!



ここが良かったよランペイジ


・巨獣たちがでかい!強い!

まあとりあえずここでしょう!


しかしですね、ここが弱いとこの映画どうしようもないですね。逆に、ここがクリアされていればあとはなんとかなっちゃう感じの映画でもありますよね笑。まあアメリカ映画らしいといえばそうなんだけど。


今作の本当の主役とも言えるゴリラのジョージ。もともとゴリラなんでデカいっちゃあでかいんですけども、こいつが巨大化してからの暴れようといったら!ゴリラというだけあって身体的な自由度がかなり高いのが強みだよなと思っています。走るとか飛ぶだけでなくて、腕も動かせるし蹴ることもタックルすることもできるし、最後には槍みたいなのを持って、突き刺すという道具を使った動きもできる。



能力には「チーターのスピード」とかってありますね笑。その設定もっと生かしたほうがよかったかも。


狼は、そもそも走るスピードが無茶速いのでそれだけでもう満足っす。体長26メートルの狼がビル街を爆走しているだけですんげえ絵になるし、かっこいいんですよね、基本。そして時々遠吠えみたいなのするの超カッコいいですね。個人的に一番好きな巨獣なのかも。一番動きが派手で、ぶっ壊し方もぶっ飛んでますね。戦車を口にくわえて吹っ飛ばしたり、ビルの中にタックルで突っ込んでいったり。そして飛ぶという!笑。なんでもありかよ感がすごい。



わにさんは動きがすげえ遅いくせに、そして途中まで発見もされないくらい地味なくせにすげえラスボス感でしたね。そして皮膚が超厚いので、攻撃が全然効かない。そしてゆっくり動くが故の破壊力も半端ないですね。のっしのっしと踏み潰して行きますね。あと口デカイ!笑。あれ超怖いですね。終盤の川からの出てき方もすごいし。すごいてか、撮り方というか構図が派手。そして単純。あと尻尾の先についてるの、あれ何。強そう。



・迫力は申し分ない!


というわけで、頭を空っぽにしてド派手な映像を楽しむ映画としてはもう合格点なんですよ!!!僕も超楽しめました!本当にこういう映画だと感想がボキャ貧になってしまうのが悪いところなんですけど、


デカイ!!!強い!!!


みたいなことしか考えてませんでしたね笑。特に最後の都市での決戦でしょう。高層ビルが立ち並ぶ都会。そこに現れる三頭の巨獣。ビルを壊しながら、戦車をふっ飛ばしながら、一直線に突っ込んでいく巨獣。最高ですよ!!笑


その都市の中でいちばん高いビルが土埃を立てて崩れ落ちる様。街を一瞬にして廃墟にしてしまう威力たるや。


からの、そこから怪獣たちの巨獣対巨獣の戦い、っていうのも胸熱でしたね〜。なんたってデカイのとデカイのが戦うんですからね!笑 ってほらもうボキャ貧になってしまう。


ロック様とジョージのコンビが狼とわにさんと戦うのですけれども、まあやりたい放題ですね。建物はもちろん壊すし、巨獣には銃が全く効かないという超絶状況を、ロック様はいかにして切り抜けるのか!てか無理だろ!


あとジョージは三頭の中で一番小さい巨獣、という設定も面白かったですね。というかよかった。三頭の中で一番強そうな奴がバッタバッタと倒してもそれはそれで面白いのかもしれないけど、ちょっと痛快さには欠けるでしょう。一番小さいジョージだから、真っ向から太刀打ちしても敵わないのですよ。そこでロック様と協力プレイしてひと狩りいくわけですけども。ジョージの飛躍力に注目ですね。


とにかくですね、アメリカの大都市が小さく見えるくらいに、でっかい獣たちが縦横無尽に走り回ってぶち壊しまくってるわけです!そういう映画なんです!笑もう脚本がむちゃくちゃとか設定詰め込みすぎとかいってもしょうがないんです!そ う い う 映 画な ん で す !!!笑


・この図がやりたいがためにこのストーリーにしました。というのがわかりやすくて良い。

いやバカにしているわけではありませんよ?笑てか、見たら実際そう思うし。例えば例を出したらキリがないけど、最後の都会の最終決戦とかももろにそうだし。「大都市で、でっかい動物たちが街を壊しまくったら面白くね?」とかいって始まった企画なんですよこの映画は、きっと。こんなこと言ったら本場のプロデューサーさんとかに怒られるんだろうけど、でもきっとそうなんですよ。どうしたら派手な絵になるかな〜ていうことからスタートしてる映画なんですよ。


あと、ジョージとロック様が並んで、廃墟と化した都市の中で怪獣と戦うシーンね。「ロック様とデカイゴリラ並んだら萌えるよな〜」という会話が聞こえてきそうです。



ほんで、わにさんの初登場シーンとかも、「川の中からでっかいワニが垂直方向に飛び出してきたら怖くね?」とか言って決まったシーンなんですよきっと笑。狼がふか〜い谷をひとっ飛びで飛び越えるシーンとかも、「狼がすっげえ跳躍して谷を飛び越えて一声遠吠えしたら絶対かっこいいって!」とか言って決まったんでしょう。


もうそんなシーンばっかりなんで、絵面がカッコ良い。いかにしてこのかっこいい絵を撮るか、そしてそのためにはどんなストーリー展開が面白いか、そう考えて作られた映画なんだと思います。


そして無駄なメッセージがない。環境保全とか、人間と動物が共生していかないといけないとか無駄なメッセージをこの話に詰め込むとそれこそロック様の設定ばりに詰め込みすぎな映画になってしまいます。そこをぐっと我慢して、「かっこいいっしょ!?」で我慢した脚本家、ナイスです!



・おっさんのキャラが良い!

初めて人間の話になりましたね笑。主人公ロック様(もといデイビス・オコイエ)の協力者として出てくるおっさん、ハーベイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン演)がすごい僕の中ではまりました!最初に出てきたときは「なんやこのおっさんいかがわしいわ、人のこと信用せんわ、ゴリラなめてるわなんなん?」と思ってしまういやらしいお役人さんなんですが、自分の命を救われたとなると義理堅い人間で、ロック様を助けるナイスサブキャラな男になるのです。話し方もどこか引っかかる奴でして、基本的にいつもジョークを飛ばしています。誰が相手でも、たとえそれが悪役だとしても、飄々としていて、臆することがないばかりか、基本的に人を見下しているような感じなんですが、それもまた痛快な気分にさせられるというか。ジャックスパロー(パイレーツオブカリビアン)とミスターノーバディ(ワイルド・スピード シリーズの)を掛け合わせたような人物として僕の中では処理しています。


てな感じで、サブキャラもいいです。多分こんくらいクセの強い男にしとかないとロック様の存在感に勝てないと思ったんでしょうが、いいですね、功をそうしてます。



とまあ以上が楽しめたところです。まあ詰まる所、「かっこいい!楽しい!面白い!!!」ていう映画だってことですね、はい。


ここが残念だよランペイジ

残念な所、そんなにないようなきが…個人的な願望って感じですかね?笑


・巨獣がもっと欲しいよお!

はい。願望です。三頭じゃ足りないような気がするんですよね〜。まあこんだけちゃんと尺に収めて、それぞれの特徴を色濃くした展開にするならこれ以上は登場させられないと思うんですけど、もっとハチャメチャに、もっとわけわからん動物もっと欲しいですね。


遺伝子操作してでかくなるだけならまだしも、他の動物の遺伝子も取り込んで皮膜が生えたり無限回復したり、っていう設定ももっといかせたと思います。もともとの個体に足された遺伝子の特性があんまりわかるようになってないというか、どうしても説明しないとわからない所なんですけど、その説明がなくてわかりづらい。急に狼に皮膜ができてたりして、そこで設定がわかる感じなので、そこらへんをもっと手前に出してくるとか。


てかそれだったらでかくなるだけでよくね?ていう。その代わりもっとたくさん動物持ってきて、でっかい動物大集合!みたいな絵面が欲しかったです。続編があるなら希望します!鳥系の巨獣とか、魚系の巨獣とか面白そう。あと単純にライオンとかサイとか。サイいいよね。サイよくない?でかいサイってなんか、よくない!?


・人物が多い&もったいぶりすぎ。

人物が多いですね。「え?ほとんど人間は三人+悪役二人視界ないよ?」って?いやまあそうなんですけど、他にも最初の方に出てきた小太り研究者くんとか、その助手?なのか女子大学生とか、てかロック様がモテる設定とか、あと最後らへんの黒人軍人さんとか。実際いらない。その代わりにもっと巨獣が主人公感があってもよかったかな、と思います。結構キャラが濃いめに作ってあるのかな、って感じがしたので、いちいちそっちに目線を持っていかれるのは余分かな、と。多分ロック様に埋もれないようにキャラを濃いめにしたんでしょうけど。


そしてその最たるものが、中盤で出てきた凄腕傭兵スナイパーさんです。悪役の姉さんが、「あいつよ(キリッ)」てな感じでちょうもったいぶって登場してきたくせに、普通に巨獣の餌食になって死んでしまった。何だあの期待の持たせ方は!!!めっちゃ強いと思ったじゃんか!何ならロック様と張るのかな?くらいに思ったじゃんか!デップー2のケーブルみたいな感じの登場しやがって!ドキドキワクワクを返せ!


とここまで怒ってはいませんが、そんな感じです。せっかくなら、最後の対決は「ジョージvsワニさん」「ロック様vs傭兵スナイパーさん」にすればよかった。それも面白そうだしね。


ていう感じで、もっとキャラ減らして欲しいな〜。



ていうかキングコングじゃね?問題


そして最後の感想がこいつです。


「ていうかキングコングじゃね?」


『キングコング 髑髏島の巨神』ありましたね。キングコングがいるという未開の島に上陸した探検隊を襲う自然の脅威!みたいな映画。それと今回の作品てなんか似てませんか?



類似点
・でっかい動物がたくさん出てくる
・でっかい動物が互いに戦う。
・でっかい動物が人間に脅威をもたらす
・でっかい動物のキングがゴリラ
・でっかいゴリラ
・ゴリラと人間が心を通わす
・嫌な奴は悲惨な死に方をする


他にもあったでしょうか?キングコング〜を見たのが随分と前でしかもネトフリで車の中で見た気がするのではっきりとは覚えていないのですが、こんな感じだったかな?と思います。『キングコング〜』のキャッチコピーが「この島で、人類は最弱」だったことも、何となくこの映画と繋がっている気がします。


ただ、だからどうとかいうつもりはなくてですね、でっかい動物がぶん殴りあい、何かを破壊する様子って何でもおもしれえんだな、ってことです。そして前作と今作で何が違うかっていうと、主役ロック様の存在感です。前作が完全にキングコング主役だったのに対して、今作はロック様がゴリラと一緒に怪獣を倒す話でした。ロック様出なければこの映画は完成しなかったでしょう。そのくらい存在感があり、何人も言ってますけど、ロック様が巨獣と同じくらい巨獣でしたね笑。傷とかも遺伝子変化としか思えない速さで治っちゃってるし。


僕は強いロック様とでかい動物たち、そして街の破壊されていくど迫力なエズラが見れて、元とったなって感じでした。



最後に

この映画を誰に勧めたいか、ということなんですが、とにかく何も考えず、何も悩まず、どの設定にも突っ込まず、ただでかい音、でかい動物、最強のロック様にただ興奮したい、という方におすすめです。ピーターラビットと違って、可愛いの要素もないので、本当にただ疲れて何も考えたくない時におすすめです。


そんなランペイジ、劇場で見て見てはいかがでしょうか?まあ実際これDVDとかでうちで見ると巨獣でも何でもなくなるので、割とマジで映画館で見た方がいいと思います。


以上!笑


最後まで読んでくださってありがとうございました!!!