『ローガンラッキー』ネタバレ感想 渋いおじ様たちのゆるくて笑える金庫破り


ダニエルグレイクがかっこいいから。と言うだけの理由で見に行きました。


いやだってかっこよすぎでしょ!この目!この目がいいんだよお!!!!
こんなおじさんになりたい。ゴリゴリの日本人だから多分無理だけど。


と言うわけで『ローガンラッキー』言って見ましょうか。ね。


作品情報

あらすじ

若い頃、ジミー・ローガンはフットボール選手として輝かしいキャリアが約束されていたかに見えていたが、脚の怪我が原因でその道を諦めざるを得なかった。それ以来、彼は建設作業員として働いていたが、シャーロット・モーター・スピードウェイでの作業中に解雇されてしまった。失意のうちにあったジミーだったが。娘と仮装行列を見に行く約束をしていたので、元妻のボビー・ジョーの家を訪れた。ボビー・ジョーは近々リンチバーグへと引っ越すのだという。それは娘に会うことが困難になることを意味していた。

先の見えない状況に苛ついたジミーは兄のクライドが経営する酒場に足を運んだ。クライドはイラク戦争に従軍して左腕を失ってしまったため、今は義手を装着して日常生活を送っていた。酒場にいたマックスは義手をはめたクライドを嘲笑したため、ジミーは憤慨して彼に殴りかかった。その頃、クライドはマックスの乗ってきた車に火炎瓶を仕掛けていた。酒場を出て行くマックスの姿を見ながら、ジミーは「カリフラワー」と叫んだ。それは兄弟が子供の頃に悪戯をする際に使用した合い言葉であった。翌日、ジミーはスピードウェイから大金を盗み出す計画をクライドに打ち明けた。空調設備を利用してサーキットから一気に大金を奪い取ろうというのであった。



映画『ローガン・ラッキー』予告


ザ・クライムムービーって感じですね。


て言うかクライムムービーって言葉はあるのだろうか。今回のブログではめちゃめちゃ使って行く予定ですけども、泥棒とか殺し屋とか、犯罪者が楽しく犯罪をする感じの映画って意味です。


監督

監督は スティーブン・ソダーバーグ



全く知らなかったんですが、このかたの復帰作と言うことなんですね。マジで映画のこと知らないな俺、、、大丈夫なのか、、、


で、案の定このかたが何した方なのか全く無知な状況でございまして、どっかで名前くらいは聞いたことある気がするんですが、、、ざっくりまとめて見ました。


・1989年、初めての長編映画『セックスと嘘とビデオテープ』でサンダンス映画祭観客賞とカンヌ国際映画祭パルム・ドールを史上最年少(26歳)で受賞。


・鮮烈なデビューとは裏腹にしばらく商業的低迷が続くが、メジャー・スタジオの映画を監督した1998年の『アウト・オブ・サイト』でジョージ・クルーニーを主演に迎え、成功を収める。


・2000年には『エリン・ブロコビッチ』と『トラフィック』でアカデミー監督賞にダブルノミネート(第11回アカデミー賞のマイケル・カーティス以来62年ぶり2人目)。後者で受賞を果たした。


・翌年の『オーシャンズ11』ではジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ドン・チードルなど豪華オールスターキャストを揃え、全世界で4億ドル以上の興行収入を記録。マット・デイモンはこの後7作で共にタッグを組む



なるほど!『オーシャンズ』シリーズを手掛けた監督なんですね!確かに今回の映画も似てるようなところあるかも、、、て言うかほとんど一緒じゃん!


しかしその前にはいきなりデビュー作でカンヌのパルムドールを最年少受賞アカデミー賞にダブルノミネートして受賞しているとか、、、どうして知らなかったんだろう、、、 マジでダメだなちゃんと勉強しないと、、、


しかし、2013年の『恋するリベラーチェ』を最後に映画からはいったん離れていたとのことですが、4年で出てきちゃったんですね笑。ポスターとかには復帰第一弾とかって書かれてるの見たけど、復帰とかって言うにはブランクが開かなすぎてない!?なタイミングですけれども。


まあいいや、というわけでソダーバーグ監督でした。



キャスト

はいというわけで続いてはキャスト!



チャニング・テイタム 


このかたも初めましてなんですが、結構有名な方らしく。


1980年4月26日、アメリカ アラバマ州カルマン生まれ。俳優およびプロデューサーとして活躍。2012年に公開されたスティーヴン・ソダーバーグ監督による『マジック・マイク』は予想を超える大ヒット作となった。 (中略)最近出演した作品には、コーエン兄弟作品『へイル、シーザー!』とクェンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』がある。マシュー・ヴォ―ン監督作『キングスマン:ゴールデン・サークル』 にも出演。2014年には、リード・カロリンとピーター・キアナンと共に制作会社フリー・アソーシエイションを設立したことを発表。

ソダーバーグ監督とは『マジック・マイク』でタッグを組んでいると言うわけなんですね。男性ストリッパーを描いた作品なんだとか。ちょっと怖いような気もするけどきになる、、、肉体派の俳優さんなんでしょうか。めっちゃマッチョですね。


今回は主人公、ジミー・ローガン役です。どんな強奪計画を実行するんでしょうか。



アダム・ドライバー


このかたは知っております!カイロ・レン!! 
スターウォーズ新作も待ち遠しいところです!


今回はローガン兄弟の弟、クライド役です。




ダニエル・クレイグ 


もちろん知ってる!!!ジェームズボンドのダニエルグレイク様ですね!
本当にかっこいいな、、、目元とあとちっちゃめの口がセクシーですね、、、


今回は腕利き金庫破りの役だそうです。



ライリー・キーオ 


初めて知った女優さんなんですが、めっちゃ綺麗!!当たり前だけど、、


と思ったらおじいさんがあのエルビスプレスリーなんすか笑!!!なんだそりゃ笑なんかなんでだろう、笑っちゃったよ笑


今回はローガン兄弟の妹という役所です。




主要キャストはこんなところでしょうか。


一体どんな無茶な計画が実行されるのか、そしてダニエルグレイクがどんなかっこいい役所なのか!?!?


それでは感想行って見ましょう!!




























おじさまが渋い!!!
地味でゆるくて笑える金庫破りでした。




一発逆転×一攫千金、なのに地味な強奪計画。

仕事をなくして、娘とも会えなくなりそうなジミーローガンですけども、一発逆転を狙って一攫千金の強盗を計画します。それがこの映画のメインイベントになってくるわけなんだけど。


大金の強盗とかっていうからどんだけ派手なんだって思うんだけど、その実すげえ地味で。


ジミーは元炭鉱夫。で、サーキットの地下で働いていた時に、そのお金の流れを知る。各お店からカプセルみたいな容器にお札を入れてチューブを通して地下の金庫にそのお札を送金する。地下の金庫にはサーキットの間中、会場全体のお金がどっさり溜まっていくという仕組みなんですね。


どん底ジミー・ローガンはこれに目をつけて、サーキットの間にその金庫からお金を強奪しようという計画を立て、それに弟のクライドを参加させる。


で、兄弟だけだととても無理なので、有名な銀行破りのジョーバングに協力を煽ることに。しかしバングはなんと獄中。


ここで協力者リストから普通は外すもんですがね笑。呪いのローガン兄弟は刑務所に入るくらいでは諦めないんだと笑。


計画の実行日のその時間だけ脱獄させ、計画を遂行したらまた刑務所に戻すっていう無茶な企てをします。これまた普通だったら断るところなんだけど、なんたって有名な金庫破りのバングなんで、「おもしれえや!」っつって協力しちゃう。その代わりバングの兄弟も計画に入れろ、と。


で、肝心の脱獄計画と強奪計画なんだけど、派手に爆破とかして壁とか吹っ飛ばして突入!!って感じなのかな〜と思いきや、地味でコミカルな雰囲気。



・脱獄に関して。

計画の第一段階として、クライドを刑務所に入れさせる(ってどんな兄ちゃんだよ!笑)。わざと体調を崩したバングが救護室にいって入る間に、トイレとかましてクライドと一緒に外に出る。その間にもともとグルにしておいた囚人たちが暴動を起こして刑務所はドアがロックされる。ロックされたドアのその外にいたバングとクライドはロックが解除されるまで何してたかわかんないから、これで二人のアリバイが消えると。


ていうコントみたいなノリで脱獄しちゃうわけです笑。


しかも囚人たちの暴動っていうのが、『ゲームオブスローンズ』の新刊を図書館に入れてくれっていう超絶馬鹿馬鹿しい理由で。しかもそのご所望の新刊はまだ出版されてないっていう笑。こんなんで時間稼ぎするって本当にコントでしょ笑



・でもう一個。強奪計画に関して。

なんせ地下の金庫にお金が貯まって入るわけなんだけど、そこに入ったらさすがにバレるから、そこに繋がってるチューブからお札を吸い上げるというもの。吸引機かなんかでお札を吸い上げて、それを袋に貯めて外に出すというものでした。


だから絵面としては、ゴミ箱に突っ込まれたぶっといチューブから、吸い上げられてきたお札がバンバン出てくるというもの。動きもなんもない。それこそゴミ処理かなんかをしてる作業員みたいな雰囲気でしたね。


これが本当に地味で、「こ、これが現金強奪してるシーンなの!?」って感じ。


何が地味って一番地味なのが天才金庫破りのバングの作る爆弾ですよ笑。本人も「ダイナマイトか何かでも出すと思ってたのか?」みたいな事言ってましたけど、使うのはその場で調達したボンドとかグミとかあとは偽塩。こいつらを混ぜて化学反応させることで見事に爆発を起こす。まあこの爆発自体もそこまで派手っていうわけではなくて、ドン!と一発ってだけなんだけど。


一番派手だったのはクライドが刑務所に入るためにわざと交通事故起こすところとかかな?ガソリンスタンドの売店か何かに車で突っ込むんだけど、そこだけガラスが派手に割れてちょっとしたアクション映画のような。


でも本当にそんな感じで、そこまでテンポよくポンポン進んでいくわけでもないし、かと言って目を引くようなアクションがあるわけでもないから、人によっては退屈しちゃうかも。現に僕の隣の隣にいた二人組みのお兄さんたちは全くおんなじ格好で寝てましたからね笑。しかも一番重要なところで。


それこそオーシャンズみたいなクライムムービーを期待したらちょっとキツイのかも。



おじさんたちの小ボケ満載w



じゃあつまんねえのかと言ったらそうでもない、ような気がする。


実際のところ、僕なんかはちょっと退屈っていうか、期待していた派手さがなかった分強奪のシーンとかはクライムムービーとしてはちょっとって感じだったんだけど、それでも楽しめたんだよな〜。後になって思い返してみると、「なんかどこか面白かった映画だな〜」っていう感じ。


ていうのはなんでかっていうと、主軸の強奪計画の合間合間に兄弟たちの仕掛ける小ボケ的笑いが入って入るから。


あげたらきりがないけど、まずはクライドの片手ネタ(?)。クライドは元軍人で、戦争で片腕をなくしています(それが最終盤にアダムドライバー関連のあのネタとして登場してくるんだけど!!!)。


だから義手なんですよ左手。それがすげえちゃちで、、、お金を吸い取る機械に吸い込まれて急に片腕になっちゃったりするw


それから、バングの兄弟もゆるくてゆるくて。やけに倫理を気にするわりにはすっげえ簡単に感化されちゃうし。


あとはさっきも言った囚人たちが暴動を起こす理由とかバングの爆弾を作る方法とか、、、本当にちょこちょこ入れてくるからそこだけ追ってても全然飽きない。


抜けてる強盗ってやっぱちょっといいよねっていう。このポンコツ感が全編通してすげえ面白くて見てられる。



渋い俳優陣とエロい女優さん。

なんでこんなにポンコツでコントみたいな様子がおかしく見えるんだろう、と思っていたら、結局は役者さんがいいんだという結論にたどり着きました。いや、普通のこと言ってすみません、、、


この作品、監督の復帰作と豪華な役者陣で長とってると思うんですが、役者さんでいうと、まずは主役のチャニング・テイタム、それからその弟役のダムドライバー、バング役のダニエルグレイク。この三人が中でも有名かと。


この三人が渋いんですよね。これまで地味だ地味だって言ってきたんですけど、それはきっとでかくて派手なことしなくても決まってるって意味では渋いってことだったんじゃないかな〜と。前言撤回です。


でも渋いっていうと、僕なんかスカしてるとかやさぐれてるイメージとかになっちゃうんだけど、この作品ではもちろんそうではない。ダニエルグレイクがまさにそうなんだけど、いつもは007で通ってるくらいだしセクシーでイカしてるおじさまって感じなのに、今回はケタケタ笑ってシリアスな顔にぜんっぜんならない笑。これまでのイメージだとちょっと意外でした。こんな朗らかな表情もできるんだ!って。


他の役者さんもそう。切れ者の顔もできるんだろうけど、今回はどこか抜けてたり、どこか楽しそうだったり、どこか悲しそうだったり。渋いおじさま達がニコって笑ってたりコントみたいなボケかましてたりするのがすげえ面白くて魅力的になってるんだな、と思います。



あと女性陣がエロい!笑
特に言わずもがなだけど特にローガン家の妹役のライリーキーオさん。基本的にブラひも出てるし。体のラインもバッチリ!(^_−)−☆



これっすよこれ笑



にしてもダニエルグレイクはかっこええなああ(今更)。
刑務所にいる時の上はデカ目の白ティーで下は囚人用のシマシマズボンってそれだけなのにすっげえかっこいいの!惚れるねあれは。しかもその白ティーのしたの肉体よ。
色気ムンムンってああいうことを言うんだろうな〜〜〜。
うんやっぱかっこいい。




最後に。

と言う感じで振り返って見たわけですけども。


そうだそうだ!音楽がモリモト的にはいい感じでしたよ!最後の主題歌も合わせて、80年代っぽい、それこそ渋めのかっこよさ。ガチャガチャせずに、まとまるところはまとまってるけど緩めのテンポで。ちょっと緩めのところとか、この映画にとってもあってると思います!



正直言って書く前はちょっと不安でした。だって見終わっても何書けばいいのかわからないくらい、頭の中に「これだ!」って言う書くべきものが見つからなくて。書きながら探して言った感じです。


最初はぶっ飛んだクライムムービーを期待してたので、途中からちょっと拍子抜けしちゃったんですよね。。。


でもまあクライムムービーとして見ても最後のどんでん返し、トリックは驚いたしそのさらっと感がすげえかっこいいなって思いました。だからそう言う楽しみ方もできる。あとは何も気にせずに掛け合いをコメディとしても楽しめるし、普通に俳優さん達を見に行くって言うのもあり。


て言う感じで、力を抜いてその空気感を楽しめば、きっと面白いはず!頭使うと逆にしんどいかもです!


てな感じで『ローガンラッキー』でした!



最後まで読んでくれてありがとうございました!